「司法クーデターの真相究明」 李在明無罪破棄巡り14日に韓国史上初の最高裁長官聴聞会 共に民主が強行 

「司法クーデターの真相究明」 李在明無罪破棄巡り14日に韓国史上初の最高裁長官聴聞会 共に民主が強行 

 進歩(革新)系の「共に民主党」が国会法制司法委員会で7日、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長=最高裁長官に相当=に対する聴聞計画書を採択した。民主党は今月14日に曺大法院長の聴聞会を開きたい考えだ。

【表】2審無罪判決を覆した韓国最高裁の判断

 大法院全員合議体が今月1日に李在明(イ・ジェミョン)民主党大統領選候補の公職選挙法違反事件を有罪の趣旨で破棄差し戻しした、というのがその理由。法司委員長の鄭清来(チョン・チョンレ)民主党議員は、曺大法院長の聴聞会について「司法クーデターの真相究明」と語った。

 保守系の旧与党「国民の力」の議員らは反対した。「国民の力」の趙培淑(チョ・べスク)議員は「判事として判決をできないのか」「民主党で望んでいない判決が出たからといって犯罪のまなざしで見て、聴聞会をやるというのが果たしてあり得るのか」と語った。趙議員は「韓国の歴史上、大法院長を呼んで聴聞会をやろうといった政党はなかった」とも述べた。法司委員ではない「国民の力」議員らは、法司委の会議場前で反対のピケットを張った。

 逆に、金起杓(キム・ギピョ)民主党議員は「歴史上、大法院長の聴聞会はなかった。ところが歴史上、大統領選の最中に大法院長が大法官を動員して選挙に介入し、政治の真ん中に飛び込んだ」と発言した。金議員は「審判が選手としてプレーしてはいけない」「大法院長が他の大法官と謀議して第1党の候補を選挙前に除去しようとしたのか、調べてみるのは当然」と主張した。

キム・ジョンファン記者

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