金建希夫人がソウル中央地検に欠席理由書を提出「大統領選に影響を及ぼす恐れ」 党公認介入疑惑

党公認介入疑惑調査の前日

金建希夫人がソウル中央地検に欠席理由書を提出「大統領選に影響を及ぼす恐れ」 党公認介入疑惑

 政治ブローカーのミョン・テギュン氏と共に国会議員選挙などで「党公認に介入した」との疑惑が持たれている尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者・金建希(キム・ゴンヒ)夫人が13日、ソウル中央地検に欠席理由書を提出した。検察は金建希夫人に対し、14日に検察に出頭して調査を受けるよう通知していた。金建希夫人側は「大統領選挙に影響を及ぼす恐れがある」という理由を挙げているとのことだ。

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 金建希夫人側は欠席理由書で「特定政党の党公認介入疑惑の調査が強行される場合、臆測による報道が量産される懸念があり、選挙に影響を及ぼす可能性がある」と主張したという。 韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補の裁判が停止されていることや、収賄で起訴された文在寅(ムン・ジェイン)元大統領が対面調査を受けていないことにも金建希夫人側は言及したとのことだ。政治的状況を考慮して調査日程を決めることが公正だとの主張も展開したという。事実上、大統領選挙前に調査を受けないという意思を明らかにしたものと受け止められている。

 金建希夫人を巡る疑惑の核心は、2022年の大統領選挙時、ミョン・テギュン氏から世論調査結果を無償で提供してもらい、その見返りに同年行われた補欠選挙で金映宣(キム・ヨンソン)元国民の力所属議員が公認されるように影響力を行使したというものだ。また、併せて行われた地方選挙で浦項市長選候補・平沢市長選候補の党公認に介入したという疑惑もある。

 検察が金建希夫人側に対面調査の方針を伝えたのは2月中旬だ。しかし、金建希夫人側が応じないため、今月9日に正式に召喚を通知したものだ。検察は、金建希夫人側の欠席が繰り返されるなら、強制勾引する案も検討しているとのことだ。

イ・ミンジュン記者

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