転売ヤーたちは、韓国国内の中古取引サイトでもメタモンカードを買いあさっている。フリマサイト「タングン(ニンジン)マーケット」には、「メタモンカードを1枚3万8000ウォンで100枚買い取ります」という投稿が見られる。「メタモンカードを3万5000ウォンで売ります」と書き込んだところ、わずか1分で2人から「買いたい」と連絡が入った。このような形で買い取って中国のサイトで売れば、5万ウォン近く稼げるのだ。
イベント会場に設けられたポップアップストアでは「ウォーターボール・フィギュア」、「ラプラス&ピカチュウぬいぐるみ」「ラプラス&ピカチュウ ギミックマスコット(仕掛けが組み込まれたマスコット)」などのグッズが販売されている。このイベントでしか買えない限定版で、メタモンカードのようにインターネット上で高値で取り引きされている。定価3万8000ウォンのぬいぐるみはタングンマーケットで6万5000ウォンで取り引きされており、12万ウォンのウォーターボール・フィギュアは18万ウォンで売られている。
このため、オープンと同時に店に駆け込む「開門ダッシュ」も起きている。商品ごとに毎日200-300個ずつ入荷があるが、ロッテ側は1人2個までと制限を設けている。午前10時30分にストアをオープンすると、正午ごろには全て売り切れるという。あるスタッフは「深夜3時から行列ができている」と話した。X(旧ツイッター)などSNS(交流サイト)には、「3-4万ウォンの報酬を出すのでグッズを代理で購入してほしい」と呼び掛ける投稿も見られる。
キム・グァンレ記者、イ・ホジュン記者