京畿道平沢市の在韓米軍烏山空軍基地で開催されたエアショーの会場に入り込み、無断で戦闘機を撮影した複数の台湾人が逮捕・起訴された。
【写真】「烏山エア・パワー・デー2025メディアデー」で展示された複数の戦闘機
平沢警察署は21日、軍事基地および軍事施設保護法違反の容疑で台湾国籍の60代と40代の2人の男を今月19日に送検したと発表した。
二人は今月10日午前10時ごろ、平沢市内の在韓米軍烏山基地(K55)で開催された「2025烏山エアショー」の際、望遠レンズを装着したカメラなどで基地敷地内の施設や装備を不法に撮影した疑いが持たれている。
通常エアショーでは入場客らは自由に写真を撮影できるが、米軍は今回のイベントで中国や台湾など特定国・地域の国籍者については立ち入り禁止としていた。
ところが二人は米軍から3回にわたり入場を制限されたにもかかわらず、内国人用のゲートから韓国人にまぎれてエアショーの会場内に入り込み、不法に撮影を行ったことが調査により明らかになった。
二人がエアショーの会場を回りながら不法撮影を繰り返していたところ、通報を受け出動した警察に翌日検挙された。ただし撮影した写真を二人が外部に送信した形跡は今のところ確認されていないという。
また二人が何を撮影したかなどについても正確には伝えられていない。
チョン・ミンハ記者