第21代大統領選挙の期日前投票の初日、重複投票を行ったとして逮捕された女は選挙事務員として働く契約職公務員だったことが分かった。
公職選挙法で禁じられた詐偽投票の容疑で、ソウル水西警察署は選挙事務員の女を緊急逮捕した。水西警察署が30日に明らかにした。女に対しては現在聴取が行われているという。
【写真】騒動相次ぐ期日前投票…選管押印済みの投票用紙を持ったまま投票所の外に出た有権者
女は29日午後1時頃、ソウル市江南区大峙2洞の期日前投票所で夫の身分証を使って代理投票を行い、午後5時に自らの身分証で再び投票を行った疑いがある。
警察は30日午後5時11分ごろ、「投票を2回した有権者がいる」との通報を受け、現場で状況を把握した上で女を緊急逮捕した。
江南区保健所の契約職公務員の女は29日と30日の2日間、投票所の事務員の仕事を委嘱されていた。女は有権者の本人確認業務を担当していたという。
江南区庁は女を解雇し、選挙管理委員会は女を選挙事務員の委嘱を解除した上で警察に告発する方針だ。
公職選挙法によると、氏名の詐称や身分証の偽造・変造などの方法で投票した場合は5年以下の懲役または1000万ウォン(約10万円)以下の罰金に処される可能性がある。
イ・ガヨン記者