李在明大統領、就任2日目もトランプ大統領と電話会談なし…韓国外交部「韓米間で緊密に連絡」

 【週刊朝鮮】4日に就任した李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領とドナルド・トランプ米大統領との電話会談が遅れていることについて、韓国外交部(省に相当)が「韓米間には首脳級交流をはじめとする諸般の懸案について、外交部の各級において緊密に連絡を取り合っている」と述べた。

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 これは、韓国外交部当局者が5日、記者団に語ったものだ。同部の当局者はその上で、「具体的にどの程度までやり取りがあったのかは申し上げるのが難しい」と言った。

 歴代大統領の慣例により、李大統領は就任当日の4日中にもトランプ大統領と初の電話会談が実現するものと予想されていた。尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は当選当日、大統領ではなく大統領当選者だった時点で当時のジョー・バイデン大統領と初めて電話会談をした。文在寅(ムン・ジェイン)元大統領も当選当日に当時のトランプ大統領と電話で話した。

 韓米首脳間の電話会談が遅れていることから、一部からは「李大統領が中国に対して言った『シエシエ(謝謝)』など過去の発言が韓米関係に影響を及ぼしているのではないか」という声も出ている。また、今月4日の大統領就任式の際に駐韓米国大使をはじめ、駐韓米軍司令官などを招待しなかったことが原因ではないかとの声もある。

 ほかにも、「1985年のソウルの米文化センター占拠・立てこもり事件にかかわった共に民主党の金民錫(キム・ミンソク)議員を李在明政権の初代首相に指名したことが影響を及ぼした」など、さまざまな説がある。

 韓国大統領室では「時差の問題で電話会談が難しくなった。引き続き調整中だ」と説明している。

イ・ドンフン記者

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  • ▲4日、仁川市桂陽区の私邸で、韓国軍の金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長からの電話により、軍統帥権委譲の報告を受ける李在明(イ・ジェミョン)大統領。写真=NEWSIS

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