プーチン露大統領の婚外子(22)、偽名使用し仏パリ「反戦美術館」勤務で物議

「末娘」とされるエリザベータ・クリボノギフさん

プーチン露大統領の婚外子(22)、偽名使用し仏パリ「反戦美術館」勤務で物議

 「ウラジーミル・プーチン露大統領の婚外子が反戦をテーマとした展示が行われているフランス・パリの美術館で働いている」と報じられ、物議を醸している。英紙タイムズは「プーチン大統領の婚外子で末娘と言われるエリザベータ・クリボノギフさん(22)が反戦芸術展示で有名なパリ『スタジオ・アルバトロス』と『Lギャラリー』で学生インターンとして働いている」と6日に報道した。

【写真】プーチン大統領の「末娘」エリザベータ・クリボノギフさん(22)

 エリザベータさんはプーチン大統領とスベトラーナ・クリボノギフさんという女性との間に2003年に生まれたと推定される人物だ。エリザベータさんは現在、「ルドノバ」という偽名を使っていると伝えられている。エリザベータさんが働いている二つの美術館の運営業者「L協会」側も雇用の事実を認めた。ただし、「L協会側は『彼女がプーチン大統領の娘かどうかは確認できない。プーチン大統領に似ているのは事実だが、そのような人は一人や二人ではない』と述べた」と同紙は伝えている。

 しかし、ウクライナの芸術家たちやロシアからの亡命者たちの間では怒りが爆発している。 ロシア反政府芸術家のナスティア・ロディオノワ氏は交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「(プーチン)政権の恩恵を受けた一族の出身者がその政権の被害者たちと向き合うということは容認できない」と投稿した。

 だが、ドミトリー・ドリンスキーL協会理事は「彼女が実際にプーチン大統領の娘だとしても、ロマノフ家のように全員が銃殺されなければならないのか」と反論した。ロシア最後の皇帝だったロマノフ家ニコライ2世とその子どもたちが1918年に旧ソ連共産党ボリシェビキに全員殺害にされたことに言及し、彼女を雇ったことに問題はないと反論したものだ。

 プーチン大統領は1983年に結婚し、2014年に離婚したロシアの言語学者リュドミラ・シュクレブネワさんとの間に2人の娘がいる。その後、スベトラーナ・クリボノギフさんとの間に婚外子となる女の子が、元新体操選手アリーナ・カバエワさんとの間に婚外子となる男児2人が生まれたとの疑惑がある。それでも、プーチン大統領が婚外子を認めたことはなく、夫人は現在いない。

キム・ドンヒョン記者

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