【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の弁護士、尹甲根(ユン・ガプグン)氏は10日、聯合ニュースの取材に対し、警察の出頭要請に応じない考えを明らかにした。
出頭する必要はないとの立場を示す意見書を警察に提出する予定という。
警察当局は「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪などに問われた尹錫悦氏に対し、5日に出頭するよう求めたが尹氏が応じず、12日に出頭するよう再度要請した。
尹錫悦氏は今年1月に大統領警護処に対し、自身の拘束を阻止するよう指示したとして、特殊公務執行妨害の疑いが持たれている。また、非常戒厳を宣言してから4日後の昨年12月7日、大統領警護処に軍の司令官らが使う盗聴防止用携帯電話の情報を削除するよう指示した疑いもある。
尹甲根氏は「事実ではない」として容疑を否認した。