【TV朝鮮】(アンカー)
金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防相が裁判所の条件付き保釈決定に反発し、勾留満了期限まで拘置所にいる予定です。残りの期間は1カ月にもならない上、裁判所からあれこれと条件を付けられた釈放はむしろ不利、と考えたのです。金・前国防相はどうしようとしているのか、ソン・ムビン記者が調べてみました。
【表】昨年12月27日の金竜顕・前国防相勾留起訴から勾留期限満了(6月26日)までの流れ
(記者リポート)
金竜顕・前国防相は昨年12月に緊急逮捕された後、ソウル東部拘置所に勾留収監されて裁判を受けてきました。
(イ・ハサン/金竜顕・前国防相の弁護人〈今年3月〉)
「身柄確保の過程における不法性、こうしたことを指摘しました」
最長6カ月の勾留期限が今月26日に満了すれば、すぐに釈放されますが、一審の裁判部は職権で条件付き保釈を決定しました。
裁判部は保証金1億ウォン(約1100万円)、住居と出国の制限、事件関係者らと一切連絡を取るな、という条件を付けました。
金・前国防相側は即座に反発しました。
「条件付き保釈は拘束状態を違法に延長するための手段」だとして保釈決定に抗告し、執行停止を申請しました。
(ユ・スンス/金・前国防相の弁護人)
「勾留期間が全て満了するようだから何らかの条件を付けられる保釈を任意に活用するのだとしたら、被告人の権利を侵害する…」
金・前国防相は保釈金を払わず、さらに10日間、拘置所にとどまるものとみられます。
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は内乱容疑の7回目の公判に出廷しました。
(尹錫悦/前大統領)
「あの人々(支持者ら)をちょっと見たいので、前を遮らないでもらえませんか?」
尹・前大統領が出廷の際に発言したのは初めてです。TV朝鮮、ソン・ムビンがお伝えしました。
(2025年6月16日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)