米ホワイトハウスは先ごろ「(トランプ大統領は)1期目のときにシンガポールで成し遂げた進展を(再び)見たいと考えている」と述べた。米朝対話が進展すれば、トランプ大統領は韓米合同軍事演習を中断し、在韓米軍の縮小・撤収を本格的に検討するだろう。そうなれば地上軍の削減をまず考える可能性が高い。
これについては「米軍が核の傘や偵察資産だけを提供すれば、韓国軍は十分に北朝鮮を抑止することができる」という意見と「地上軍がいなくなれば韓半島有事の際に米国の兵力が本当に増員されるのか確実視できず、問題だ」という意見が交錯する。明らかなのは、北朝鮮や台湾有事の際に韓米がどのように役割を分担するのか、新たな枠組みの合意が必要だということだ。米国とは本当に率直な対話をしなければならない。
1990年の『プレイボーイ』でのインタビューで、トランプ氏は「大統領になるとしたら何からやりたいか」との質問に「米国に輸入されるドイツ車と日本製品に税金(関税)をかけること」と答えた。また「米国は裕福な国々をタダで守っており、世界の笑い者になっている」と述べ、米国を「食い物にしている同盟(国)」の一つとして韓国に言及した。35年間変わらないトランプ氏の考えがどこに向かうのか、神経を研ぎ澄ませて見守らなければならない。
キム・ジンミョン記者