【ソウル聯合ニュース】韓国の国会情報委員会は23日、情報機関・国家情報院(国情院)の院長候補に指名された李鍾奭(イ・ジョンソク)元統一部長官の人事聴聞経過報告書を採択した。
李在明(イ・ジェミョン)政権発足後、国会で人事聴聞経過報告書が採択されたのは今回が初めて。
与野党は19日の人事聴聞会で李鍾奭氏の安全保障に対する考えや北朝鮮観などを検証した。
革新系与党「共に民主党」は同氏について、南北問題や朝鮮半島問題について専門的な知識と能力を備えていると評価したが、保守系最大野党「国民の力」は親北的な考えを持っていると指摘した。
国会情報委員会は20日にも同氏の人事聴聞経過報告書の採択を試みたが国民の力の反対により、採択には至らなかった。