【TV朝鮮】(アンカー)
昨日夕刻から今日まで合計5人の国務委員(閣僚)候補者に対する人事聴聞要請書を国会が受理し、本格的な検証政局が始まりました。まず金栄訓(キム・ヨンフン)雇用労働部(省に相当)長官候補から確認します。2017年から5年にわたり地方所得税を滞納し、長官に指名された直後に全額を納付しました。
全国民主労働組合総連盟の元委員長ということで集示法(集会および示威に関する法律)などでも前科5犯です。チャン・ユンジョン記者がお伝えします。
(記者リポート)
金栄訓・雇用労働部長官候補者は2010年から2年にわたり民主労総委員長を務め、その後再び鉄道の機関士に復帰しました。
姜勲植(カン・フンシク)/大統領秘書室長(6月23日)
「金栄訓・雇用労働部長官候補者は民主労総委員長を務めるなど、労働者の声を代弁してきた人物です」
機関士の仕事と並行して2017年から19年まで正義党労働本部長にも就任し、2000万ウォン(現在のレートで約210万円、以下同じ)以上の追加所得もありました。
2021年と22年には印税による副収入もありました。
給与以外の所得については税務署に申告し地方税を納付しなければなりませんが、金栄訓・候補者は5年分の追加所得に対する税金を先日まで納付していませんでした。
先月になって未納の税金を一度に納付しました。
これについて金栄訓・候補者の関係者は「聴聞会の準備過程で知った。遅れて納付した」と説明しました。
キム・ソヒ/国会環境労働委員(国民の力所属)
「(未納は)1回ではなく数年にわたっていた。国民の4大義務に違反したのだが、そんな方に国務委員の資格があるかは改めて考えてみるべきで…」
金栄訓・候補者の前科は5件で、そのほとんどが鉄道労組と民主労総委員長だった時の業務妨害や集示法違反などでした。
2006年には鉄道ストを起こしたとして罰金1000万ウォン(約110万円)が宣告されました。判決の際に裁判長は「韓国鉄道公社に135億ウォン(約14億3000万円)相当の損害をもたらした」と判断しました。TV朝鮮、チャン・ユンジョンがお伝えしました。
(2025年7月1日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)