「野球観戦はコスパ最高!」 グッズ爆買い韓国20-30代女性ファンが一大勢力に

■30代女性、ユニホームなどに27万ウォン以上を支出

 経済力がある30代の女性ファンは、球界の「お得意さん」と化している。韓国プロ野球(KBO)の調査によると、30代の女性ファンの年平均野球関連グッズに対する支出は27万3000ウォン(約2万9000円)と、全体平均(23万5000ウォン=2万5000円)を上回っている。KBOの関係者は「男性ファンが帽子やTシャツを好むのに対し、女性ファンは値段の高いユニホームやジャンパー、アクセサリーの購入により積極的」とし「女性ファンの増加は、親企業からの支援に依存していた球団が財政面で自立することにも役立っている」と話す。

 チケット代と食べ物を合わせても、コンサートやミュージカルに行くよりも安い野球観戦の優れた「コスパ」も、女性ファンを引き付ける魅力となっている。SSGファンのムン・ヨンジュさん(27)は「球場内の値段の高いテーブル席もミュージカルやコンサートのチケットよりは安い」とし「野球観戦ほどコストパフォーマンスに優れた趣味はない」と笑みを浮かべる。

 若い女性ファンたちは、選手に対する愛着以上にグッズの購入にも熱を上げる。例えばKIAのキム・ドヨンのファンは、子ども用のキャラクター「ティニピン」とのコラボで制作したホーム、ビジター用のユニホームまで取りそろえるといった熱の入れようだ。おかげで、球団グッズの売り上げも爆発的に伸びる傾向にある。昨季ロッテはグッズだけで40億6000万ウォン(約4億3100万円)、NCは66億5000万ウォン(約7億600万円)の売り上げをそれぞれ計上した。熱狂的なファンが多いKIAやハンファ、LGなどの売り上げは、これを上回っているものと思われる。球団関係者たちは「女性ファンがより多くなったことで、昨年に続いて入場料による収入も大幅に増え、収益も安定していく傾向にある」と話す。

ペ・ジュンヨン記者

【グラフィック】女性ファン増える韓国野球…最近10年間の1球場当たりの観客数推移と観客の年齢層

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲今月3日午後、ソウル市の蚕室球場で行われた斗山とKIAの試合を観戦している女性ファンが熱い声援を送っている。/ニュース1
  • 「野球観戦はコスパ最高!」 グッズ爆買い韓国20-30代女性ファンが一大勢力に

right

あわせて読みたい