【TV朝鮮】(アンカー)
鄭銀敬(チョン・ウンギョン)保健福祉長官候補者の配偶者は仁川市内で医師をしていますが、江原特別自治道平昌郡に農地を持っています。常識的に見て、本人が農作業を行っていたとは思えませんが、そうなれば農地法違反になります。
鄭銀敬候補者は「聴聞会で話す」と言っています。パク・チェフン記者が現地からお伝えします。
【写真】鄭銀敬氏の夫に農地を売った男性の妻が取材に答える様子
(記者リポート)
江原特別自治道平昌郡にあるジャガイモ畑です。地主は鄭銀敬候補者の配偶者で医師のA氏です。
5400平方メートルを超えるこの畑ではこのようにジャガイモが栽培されたり、木などが植えられたりしています。
A氏は1998年7月、近くに住む知人B氏から農地約5800平方メートルなどを買いました。これはB氏が所有する土地の約3分の1の面積です。
A氏の土地の現在の公示地価は購入時より約7.5倍上がっています。
B氏側は「仁川市内で医師として働いているA氏がほぼ毎週平昌郡に来て、一緒に農業をしている」と言いました。
(B氏の配偶者)
「一緒にやっていますよ、一緒に。もともと農業をしている人ではないんですから。慣れていなくても…」
ですが、里長は「A氏の名前は聞いたことがない。あの農地は村民が耕作中で、土地を借りて耕作していると聞いた」と話しています。
農地法によると、農地を所有する際は自ら農作業をすることのみを目的とするのが原則です。
また、農地を貸す際は韓国農漁村公社に土地を委託しなければなりません。
しかし、A氏の農地は委託されていないことが確認されました。
農漁村公社を通さずに個人間で賃貸契約を結ぶ場合、農地法違反となる可能性があります。
(弘益大学法学部の史東天〈サ・ドンチョン〉教授)
「農地を取得して耕作義務があるのにもかかわらず、これが免除されてしまうという結果が…」
このような疑惑に対して、A氏は「コメントはない」とし、鄭銀敬候補者は「聴聞会で答える」と言っています。
A氏は、妻の鄭銀敬候補者が疾病管理本部長や疾病管理庁長を務めていた時、手指消毒薬やマスクなど新型コロナウイルス感染症関連企業の株を取引しており、「公職者の利害衝突問題につながるのでは」と問題視されています。TV朝鮮、パク・チェフンがお伝えしました。
(2025年7月4日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)