「小児性愛の美化」で物議の韓国ウェブ漫画『私が愛する小学生』、ドラマ化が白紙に

 教師と小学生の愛を題材にして物議を醸したウェブ漫画『私が愛する小学生』のドラマ制作が、最終的に白紙になった。

 ドラマ制作会社のMetanewlineは7月4日、「最近、社会的に提起された幾つもの懸念の声を真摯(しんし)に受け止め、ウェブ漫画『私が愛する小学生』を原作とするドラマの企画および制作を中止すると決定した」と発表した。

 さらに「2015年に制作された原作作品にまで新たな負担をかけることになった点について、作者の方にも心からおわびする」「変化する社会的感受性と流れを謙虚に受け止め、今回の件を契機に、いっそう慎重かつ責任ある姿勢で健康かつ意味のあるコンテンツを作るために最善を尽くしたい」と付け加えた。

 このウェブ漫画は2015年から20年までレジン・コミックスなどで連載された。タイトルだけでなく、作中にも、小学校の教諭である主人公が5年生の男子児童に異性としてときめきを感じる場面があり、不適切だという指摘が出ていた。

 こうした中で最近、ウェブ漫画制作会社のC&C REVOLUTIONとドラマ制作会社のMetanewlineが映像化版権契約を結び、論争が拡大した。

 教職員関連の各団体は一斉にドラマ制作の中止を求めた。読者の抗議も殺到し、ネイバーやカカオなど主なウェブ漫画プラットフォームでは、7月3日から当該ウェブ漫画の販売を中止した。

ユン・イェウォン記者

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