教育相候補・李真淑に韓国野党「犯罪レベルの研究倫理違反…土下座で謝罪して辞退せよ」

 韓国野党・国民の力は6日、韓国教育部(省に相当)長官に指名された李真淑(イ・ジンスク)元忠南大総長に対し「教育部長官候補よりも『研究倫理破壊者』という名称の方が合っている」と批判した。

【写真】韓国色彩学会と韓国照明・電気設備学会誌に掲載された李真淑教育相候補の論文

 国民の力のイ・ジュンウ・スポークスマンは同日の論評で「李真淑候補者の研究倫理違反疑惑は犯罪レベルだ」とした上で上記のように主張した。

 イ・ジュンウ・スポークスマンは「李真淑候補は2018年に2本の論文を発表したが、これらは題目からデータ構造、結論に至るまで完全に同一だったことが分かった」「学界では絶対に容認できない学術誌への重複掲載であり、問題の論文は指導する学生の博士学位論文と『うり二つレベル』だった」と指摘した。

 イ・ジュンウ・スポークスマンはさらに「教育部が2015年に禁止した『不当な著者表示・盗作』などの行為に該当する明らかな研究倫理違反であり、国の研究費を横領した可能性も疑われる状況だ」「李真淑候補者が責任著者だった別の論文の一つは盗作疑惑率がなんと74%に達するらしい」と主張した。

 イ・ジュンウ・スポークスマンは「単純盗作ではなく、最初から丸ごと研究成果を盗む窃盗行為と何ら違いがないようだ」「李在明(イ・ジェミョン)政権では法律をじゅうりんし、良心がない場合しか長官候補者になれないのか」と強く批判した。

 その上でイ・ジュンウ・スポークスマンは「指導する学生の研究成果を横取りし、学界を欺いた人物が大韓民国教育の百年体系に責任を持つ教育部のトップになるべきではない」「李真淑候補者は直ちに席藁(こう)待罪(藁〈むしろ〉にひざまずいて謝罪)し、自ら辞退することを望む」と指摘した。

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  • ▲教育部(省に相当)長官に指名された李真淑(イ・ジンスク)氏/聯合ニュース
  • 教育相候補・李真淑に韓国野党「犯罪レベルの研究倫理違反…土下座で謝罪して辞退せよ」

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