北朝鮮の放射能汚染水放流疑惑 江華沖で水質検査の結果は「正常」 /仁川

 このほど浮上した北朝鮮による放射能汚染水放出疑惑に関連し、仁川市が江華郡沖の水質を検査した結果、安定性が確認された。

【写真】水質検査の様子

 仁川市保健環境研究院は8日、「江華海域の放射性物質調査の結果、全ての地点でトリチウム(三重水素)とセシウムが最小検出可能放射能(MDA)の数値を下回ることが確認された」と明らかにした。

 韓国海洋水産部(省に相当)の海洋放射能安全判断基準はトリチウム100Bq/L(Bq/L=放射性物質1リットル当たりの放射能の強さ)、セシウム0.1Bq/Lだ。

 同研究院は今月3日、江華郡の注文島の南西、喬桐大橋の南端、西検島の西側海域の3カ所で海水を採取し、水質検査を実施した。

 今回の検査は、北朝鮮の黄海北道平山郡にあるウラン精製工場から放射性廃水が無断で放出され、江華湾に流れ込んだという疑惑が浮上しているのを受けて実施された。

 原子力安全委員会も今月1日に「測定結果は正常だった」と発表している。

カン・ソク記者

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  • ▲写真提供=仁川市

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