【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領が韓国との造船分野での協力に関心を示すなか、韓国政府当局者は11日、米国が造船協力の前提条件としてこの分野での対中国けん制に加わることを求めるだろうとの見方を示した。
産業通商資源部のチャン・ソンギル通商政策局長は国会議員会館でこの日開かれた通商交渉に関する産業界と国会の討論会で、中国の造船業に脅威を感じている米国は韓国を「戦略的守備パートナー」と位置づけていると指摘。中国産資材の使用を自制するなどの方法で米国の対中けん制に参加することを要求してくる可能性があるとの見方を示した。「条件付きの造船協力であり、造船協力と対中けん制は切り離された概念ではない」と説明した。
また、自動車の対米輸出の貿易黒字を米国が最も問題視しているとして、「この問題が解決されなければ関税の引き下げや撤廃はないという立場とみられる」と述べた。