【陜川聯合ニュース】広島、長崎への原爆投下から今年で80年となる節目の年に広島県の横田美香副知事が「韓国のヒロシマ」と呼ばれる南部の慶尚南道陜川郡を訪れ、韓国人原爆犠牲者を追悼した。韓国原爆被害者協会が14日、伝えた。
横田氏ら一行は原爆資料館を見学したほか、韓国人原爆被害者約1100人の位牌が納められた原爆被害者福祉会館で犠牲者を追悼した。
また韓国の原爆被害者団体から被爆経験談などを聞いた。
同協会によると、これまで鳩山由紀夫元首相や平岡敬元広島市長らが陜川郡を訪れている。
広島、長崎への原爆投下により被爆した韓国人は数万人にのぼる。存命する韓国人被爆者約1600人のうち、約250人が陜川郡で暮らしていることから、同地は「韓国のヒロシマ」とも呼ばれている。
協会は来月、広島と長崎で開かれる原爆犠牲者を追悼する式典に、両市の招きで出席する。