【TV朝鮮】(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が勾留の不当性を主張し、勾留適否審査を請求しました。18日に審査が行われますが、尹前大統領もこれに出席する予定です。特別検察官は尹前大統領に対し、家族と弁護人を除く全ての面会を禁止しました。チョ・ユジン記者がお伝えします。
(記者リポート)
今月10日に再び身柄を勾留された尹前大統領は健康上の理由で特別検察官の聴取には応じていません。
裵輔允(ペ・ボユン)/尹錫悦前大統領の弁護人
「(尹前大統領の)勾留決定について何か言うことはありますか?」
その一方で勾留適否審査を請求し、裁判所は18日朝に審査を行うことにしました。
尹前大統領の弁護団は「勾留の容疑はすでに裁判が始まっている内乱容疑と関連している」「同じ犯罪で再び勾留することを禁じた刑事訴訟法に反する」と批判しています。
勾留適否審査を請求した場合、裁判所は48時間以内に被疑者を尋問しなければならないため、捜査機関は現実的に捜査ができなくなります。
そのため今日の午後に予定されていた特別検察官による3回目の強制拘引はできなくなりました。
特別検察官は「強制拘引を執行するため朴億洙(パク・オクス)特別検察官補が拘置所を訪れる予定だったが、勾留適否審査により保留した」と説明しました。
誰が強制執行を行うか議論が続く特別検察官と矯正当局の対立も色あせてしまいました。
特別検察官は尹前大統領と一般人との面会も禁止しました。
当初今日の午後に尹前大統領は「不正選挙論者」として知られるモース・タン元米国務省国際刑事司法大使と面会する予定でしたが、これを防ぐためとみられます。
これについて尹前大統領はタン大使に「面会禁止の決定には悪意があり、愚かなことだ」と書いた手紙を送りました。TV朝鮮、チョ・ユジンがお伝えしました。
(2025年7月16日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)