李在明(イ・ジェミョン)大統領は6・25戦争休戦協定72周年となる27日、「政治・経済・安保・文化など多方面にわたる努力を通じ、崇高な血で結ばれた韓米同盟をより一層、強固にしていく」と述べた。
【写真】「米占領軍」 自身の発言巡り見解を述べる李在明候補(2021年11月10日)
李大統領は同日午前10時(現地時間)、米ワシントンD.C.の6・25戦争参戦碑前で行われた休戦協定記念式で、国家報勲部(省に相当)の権五乙(クォン・オウル)長官が代読した記念演説でこのように明らかにした。
李大統領は「戦争が勃発するや、速やかに国連安保理決議を引き出し、国連軍司令部を創設して大韓民国の自由と平和を守るのに貢献した米国は血を分けた血盟であり、最も強い同盟だ」とした上で、「大韓民国を代表し、あらためて崇高な犠牲と献身に深い感謝の意を述べる。参戦国と参戦勇士の犠牲と献身という礎の上で、大韓民国国民が自由と平和を享受できるようになった」と述べた。
李大統領は「米国は22の参戦国の中で最も多い178万9000人の勇士を派兵し、約3万6000人が戦死、約9万2000人が負傷、約8000人が行方不明または捕虜になるなど、見ず知らずの大韓民国のために血を流した」「大韓民国を代表し、あらためて崇高な犠牲と献身に深く感謝を申し上げる」と謝意を述べた。
そして、「一人でも多くの参戦勇士に感謝の意を表し、子孫に先代の偉大な献身を伝える」「韓半島で自由と平和が強固に守られるよう、一層努力する」とも述べた。
この記念式にはダグ・コリンズ米退役軍人長官や米国家安全保障会議(NSC)のイバン・カナパシー・アジア担当上級部長など約200人が出席した。記念式が行われた6・25戦争参戦碑は、韓米両国が2022年に共同で建設した。参戦碑には米軍の戦死者3万6634人、KATUSA(米陸軍韓国軍増強兵)戦死者7174人、計4万3808人の氏名が刻まれている。
パク・サンギ記者