李大統領「ベトナムに最善尽くすべき」 歴史問題受け

【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が閣議で、「ベトナムに対し、最善を尽くさなければならない」として、ベトナム出身の労働者を優遇する方策を検討するよう指示したことが3日、分かった。

 行政安全部が公開した閣議の議事録によると、李大統領は6月19日の閣議でベトナムとの歴史問題を取り上げ、当時の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官に「ベトナムに害を与えたことを否認しているのか」「ベトナムの国民は(韓国に)謝罪するよう求めていないか」などと尋ねた。ベトナム戦争のさなかの1960年代に起きた韓国軍による民間人虐殺を念頭に置いたものとみられる。

 趙氏は「前政権でも謝罪の意思を表明したが、ベトナム政府が拒絶した」と答えた。

 李大統領は外国人労働者を受け入れる際、人道的な観点からベトナム人を多く受け入れるなど、ベトナムを優遇する方策を検討するよう指示した。

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