米国の人気エナジードリンクの一部製品が誤ってウオッカを充填(じゅうてん)した状態で出荷される、という騒動が起きた。
1日(現地時間)にNBCニュースなど外信が伝えたところによると、米食品医薬品局(FDA)は先月30日、エナジードリンク・ブランド「セルシウス」の一部製品を回収する措置に入ったと発表した。問題の製品は「ASTRO VIBE Blue Razz」エディションで、一部の缶に「ハイ・ヌーン」ブランドのウォッカが入っているという事実が確認された。
【写真】人気エナジードリンク「ASTRO VIBE Blue Razz」
今回の騒動は、包装材の供給業者がセルシウス用の缶を誤ってウオッカ飲料の業者側に納品したことで起きた。ウオッカ飲料の工場は、納品された缶にウオッカを充填してそのまま出荷し、こうして作られた製品はセルシウスの「ビーチ・バラエティー」12缶パックに紛れ込み、複数の地域の流通業者に配送された。
問題の製品は、缶の上部が銀色になっており、底部に「L CCB 02JL25 2:55 - L CCB 02JL25 3:11」というコードが記されている。先月21日から23日にかけて市中に出回った。ただし、おかしな製品がなぜ何の検収も受けずに流通したのか、その経緯はまだ明らかになっていない。
状況を把握したFDAは「問題の製品を購入したり発見したりした場合は絶対に摂取せず、すぐに廃棄してほしい」「アルコールと知らずにうっかり飲んで事故が発生することもあり得る」と警告した。
ムン・ジヨン記者