【TV朝鮮】(アンカー)
「尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と選挙公認について電話で話をした」と先日特別検察官に陳述した尹相現(ユン・サンヒョン)議員について、拘置所に収監中の尹錫悦前大統領は「ないことをつくり上げた」と主張していることが分かりました。尹前大統領の弁護団は「特別検察官は下着姿の尹前大統領を撮影した」として人権侵害と主張していますが、特別検察官は「法律に従い執行した」と反論しています。キム・イェナ記者の独自リポートです。
(記者リポート)
7月27日に特別検察官の聴取に応じた野党・国民の力の尹相現議員は「2022年の補欠選挙当時、尹前大統領と公認を巡り電話で話した」と陳述しました。
(尹相現/国民の力議員〈7月27日〉)
「真実を明かし誠実に調査に臨みます」
故・張済元(チャン・ジェウォン)議員は「当選人の意向」とした上で「金映宣(キム・ヨンソン)前議員を党公認候補にしてほしい」と電話で伝え、その後尹前大統領が「張済元元議員の電話を受けたのか」と聞いてきたので「しっかりと話し合いたい」と言うと「分かった」と答えたというのです。
尹前大統領と面会した側近の人物によると、尹前大統領は「なかったことを尹相現議員は特別検察官に話した」「そんな電話はしたことがない」と強く否定したようです。
「死亡した張済元元議員に尹相現議員は責任を押し付けている」。「うそ」ということです。
これに対して尹相現議員の弁護団は「ありのままに陳述した」と反論しています。
尹前大統領は下着姿問題について「暑いのでみんなそんな格好だ」「特別検察官がカメラまで持ってきた」と述べたと言うことです。
尹前大統領の弁護団は「写真撮影は人権侵害」と主張していますが、特別検察官は「法律に従って執行した」と反論しています。
共に民主党は「拘置所で特別な待遇を受けている」と主張していますが、これに対して尹前大統領は「面会室でもエアコンはほぼつけられない」と語ったようです。上記の側近が伝えました。TV朝鮮、キム・イェナがお伝えしました。
(2025年8月3日放送 TV朝鮮『ニュース現場』より)