突然出没する野良犬の群れに住民から不安の声 /麗水

 全羅南道麗水市の中心部で、至る所に野良犬の群れが出没し、住民の間に不安が広がっている。

 7月31日に麗水市が明らかにしたところによると、菊洞漁港の水辺公園と南山公園の周辺で、6-7匹の野良犬が群れを成してうろついているという。野良犬の群れは数年前からこの周辺に出没していることが分かった。

【写真】市街地に出没した野良犬

 幸い、人間にかみついたり害を及ぼしたりするケースはこれまでに確認されていないが、野良犬が歩道や道路を歩いているため住民や車のドライバーに危険が及んでいる。野良犬が突然道路に飛び出してくるため、車でひいてしまう懸念もある。

 地方自治体と消防当局は、捨て犬の通報があった場合は現場に出動し、麻酔銃や捕獲用ケージなどを使用して捕獲する。その後、広告を出して犬の飼い主を探し、申し出る人がいなければ捨て犬保護センターを通じて譲渡する。

 しかし、野良犬の場合は野生性と警戒心が強いため、接近・捕獲が難しいのが実情だ。麻酔銃を命中させるのも容易ではなく、あちこちに捕獲用ケージを設置しても餌だけ食べて逃げてしまうという。

 麗水市は今年に入り、287匹の犬を捕獲し、このうち譲渡などで引き取られた犬を除き、187匹をセンターで保護している。麗水市の関係者は「捕獲ケージの中の餌がなくなっていることを考えると、誰かが犬のために餌を取り出して与えている可能性も捨てきれない」として「住民の安全が脅かされているため、一日も早く野良犬を捕獲したい」と話した。

イ・ガヨン記者

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