韓国の首都圏が記録的な豪雨に見舞われた13日、地下車道で車が浸水して孤立している母子を警察官が安全に救助したことが分かった。
ソウル鍾岩警察署が14日に明らかにしたところによると、13日午後12時26分ごろ、ソウル市城北区にある石渓駅のクルダリ地下車道で車が浸水したという通報があった。
このとき、石渓駅周辺で勤務中だった石串派出所のパトカー2台が浸水した車を発見。警察官たちは腰まで水に浸かりながら車の近くまで行ったが、車のドアは容易には開かなかった。警察官たちは、非常脱出用のハンマーと警棒を使って助手席の窓ガラスを割り、車内にいた母子を救出した。
警察の関係者は「豪雨に備えて管内の浸水地域をパトロールし、地域住民の安全を守るために一層努力したい」と話した。
韓国気象庁によると、13日から14日午後2時にかけてソウルには174.4ミリの雨が降った。ソウル市江西区の金浦空港では1時間に118ミリの猛烈な雨が降り注いだ。気象庁は「1時間の累積降雨量で見ると、150年に1度の降雨量だった」と説明した。
イ・ガヨン記者