文政権時代の金正淑夫人衣服代疑惑、韓国警察「嫌疑なし」で不起訴

 文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の妻・金正淑(キム・ジョンスク)夫人の衣服代に大統領府(大統領府)特殊活動費が使われたのではないかという疑惑について、韓国の警察が「嫌疑なし」との結論を出したことが分かった。警察が21日に明らかにした。

【写真】全て私費? 金正淑夫人の衣装代の支払いに使われた現金と官封券

 ソウル警察庁反腐敗捜査隊は先月29日、金正淑夫人の特定犯罪加重処罰法上の国庫損失などの容疑に対して「嫌疑なし」で不送致処分にしたとのことだ。

 文元大統領在任時、金正淑夫人は衣服を買う際に大統領府特殊活動費を使ったという疑惑が持たれていた。市民団体「庶民民生対策委員会」はこうした疑惑に対して2022年3月、「金正淑夫人は大統領府特殊活動費の担当者に対し、高価な衣服やアクセサリーなどを購入するよう強要したと疑われる」と警察に告発していた。

 大統領府は当時、「大統領の配偶者としての衣服購入目的で特殊活動費など国家予算を編成して使ったことはない。(衣服購入は)私費で負担した」との見解を明らかにした。

ユ・ビョンフン記者

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  • ▲文在寅(ムン・ジェイン)元大統領=写真右=と金正淑(キム・ジョンスク)夫人=同左=。写真=聯合ニュース

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