内需低迷・中国の攻勢・関税爆弾…韓国中小企業を襲う未曾有の「三重苦」

■中小企業の機械輸出、1~7月に47.8%急減

 中小企業中央会によると、米国による相互関税が本格化した今年1~7月の韓国中小企業による対米輸出は前年同期比4%減少した。特に鉄鋼・アルミニウム派生商品に分類される機械輸出は47.8%、金型は33.3%急減した。

 中小企業の間では「中国と日本の間で枯死しそうだ」という悲鳴が上がっている。韓国市場では低価格攻勢で市場を拡大した中国に押されており、米国では日本企業と技術・価格の両面で不利な競争を繰り広げなければならない状況だからだ。

 特殊ボルト・ナットメーカーのシンジンファスナー工業のチョン・ハンソン代表は「中国が韓国の建築用ボルト·ナット市場を掌握し、昨年は減収だった。今年上半期には関税の影響も重なり、さらに20%の減収だったが、技術力のある日本メーカーと同じ条件で競争することはさらに困難だ」と話した。

 中小企業中央会の金基文(キム・ギムン)会長は「これまでの対米交渉は主に『完成品』を作る大企業について行われたが、『部品』を作る中小企業の立場は十分に反映されなかった。今後中小企業界の立場も考慮した追加交渉を続けることで、大企業と中小企業がいずれも歓迎できるものになる」と話した。

チャン・ウジョン記者、パク・チョンフン記者、チョ・ジェヒョン記者

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