死体から消えた金のネックレス…盗んだのは検視官だった /仁川

 仁川市内のある変死事件現場から消えた約75グラム(時価1100万ウォン=約120万円相当)の金のネックレスが、現場に出動した警察の検視官によって盗まれていたことが明らかになった。仁川警察庁刑事機動隊は、窃盗容疑で同庁科学捜査隊所属の9級公務員A容疑者を逮捕し、取り調べていることを24日に発表した。A容疑者は検視官で、臨床検査技師や看護師の資格を持つ公務員だ。

【写真】死体から金のネックレスを盗んだ疑いが持たれる検視官

 20日午後2時5分ごろ、仁川市南洞区内の集合住宅で、50代男性Bさんが死亡しているのが発見され、現場に警察官など5人が出動した。仁川南洞警察署所属の刑事2人が先に現場に出動し、その10分後に仁川警察庁科学捜査隊所属の隊員2人とA容疑者が到着した。ところが、先に到着した刑事たちが撮影した証拠写真にはBさんの首に金のネックレスがあったが、続いて到着した科学捜査隊の隊員たちが撮った写真にはネックレスがなかったことが明らかになった。

 警察では、現場に出動した5人に対する調査に着手し、身体検査を行ったが、ネックレスを見つけることができなかった。しかし、警察がさらに5人の行跡調査をすると、A容疑者が自首した。30代のA容疑者は「科学捜査隊の隊員たちが家の外を調べている間、3-4分間ほど1人で家の中にいた。金のネックレスを見て欲しくなり、取り外して靴の中に入れた」と供述した。警察は身体検査の際、靴までは確認しなかったとのことだ。

仁川=キム・ウンジン記者、仁川=キム・スオン記者

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