【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は25日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談で、韓国の特別検察官による教会と米軍基地の家宅捜索に関する記者団の質問を受け、「事実なら非常に悪いこと」と述べた。
また、情報当局から報告を受けたとして、「韓国らしくないことに聞こえた」と語った。
トランプ氏は特別検察官が米軍施設を対象にしたのではなく、韓国の空軍施設が捜査対象だったとする李大統領の説明を受け、「誤解があったと確信する」と述べた。
トランプ氏は同日午前、自身のSNSに「韓国で何が起きているのか」として、「粛清か革命のようだ」と投稿した。また、ホワイトハウスで記者団に、「韓国で教会に対する家宅捜索、新政権による非常に攻撃的な家宅捜索があったと聞いた」として、「われわれの軍事基地に入って情報を収集したと聞いた」と述べていた。
韓国で2023年7月に起きた海兵隊員殉職事件の捜査妨害疑惑を捜査する特別検察官チームは先月、ソウル市内にある教会を捜索。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る不正疑惑を捜査する特別検察官チームは世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の本部などを捜索した。また、非常戒厳宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官チームは先月、米国と韓国空軍が共用するソウル南方の烏山空軍基地内のレーダー施設を捜索した。