【NEWSIS】ある男性が、ケニアの野生保護区域でゾウの鼻にビールを注いでいる動画をネットに上げ、猛烈に非難されている。
8月28日(現地時間)に英国BBC放送が報じたところによると、あるスペインの男性がインスタグラムに載せた動画には、ケニアの野生動物保護区域で現地の人気ビール「タスカー」を飲んでいて、そのビールの残りをゾウに飲ませる場面が収められていた。
男性は動画に「牙のある友人と一緒に楽しむビール」という説明まで付けた。動画にはすぐさま数百件の批判コメントが付き、間もなく男性は動画を削除した。
報道によると、当該地域はケニア中部のライキピア・カウンティー内にあるオル・ジョギ保護区だということが判明した。
ケニア野生動物庁は今回の事件について調査に着手し、観光客の行為が野生動物保護法違反に該当するかどうかを検討しているという。
保護区の職員は「ショッキングな行動」だとし「関連当局に動画を提供する」と表明した。さらに「こんなことは絶対に起きてはならない」「訪問者がゾウの近くまで接近することすら、実は許容されない」と付け加えた。
動画内のゾウの名前は「ブパ」で、大きな体と長い牙が特徴の雄。オル・ジョギ保護区を訪れた人々が頻繁に写真を撮る、フレンドリーなゾウとして知られていた。
カン・セフン記者