【TV朝鮮】(アンカー)
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が、特別検察官(特検)が現在捜査中の疑惑について、初めて見解を示しました。特検は、旧統一教会が(野党)国民の力の権性東(クォン・ソンドン)議員に政治資金を提供したとみていますが、韓鶴子総裁はこれを否定しました。ハン・ジウン記者がお伝えします。
(記者リポート)
座っている韓鶴子総裁の横で、アナウンサーが「真のお母様の特別メッセージ」という見解文を代読しています。
(旧統一教会放送アナウンサー〈韓鶴子総裁の見解文を代読〉)
「私の指示で我々の教会が違法な政治資金を提供したという虚偽事実が流布されています」
さらに、違法な政治請託や金銭取引も否定しました。
(旧統一教会放送アナウンサー〈韓鶴子総裁の見解文を代読〉)
「私はこの場を借りてはっきり申し上げます。何の違法な政治的請託も金銭取引も指示したことはありません」
特検は、旧統一教会が国民の力の権性東議員に違法な政治資金1億ウォン(現在のレートで約1100万円)を提供し、「コンジン法師」ことチョン・ソンベ容疑者を通じてダイヤモンドのネックレスなどを尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者・金建希(キム・ゴンヒ)夫人に渡したという疑惑を捜査しています。
韓鶴子総裁が疑惑に関して見解を明らかにしたのは初めてです。
権性東議員も交流サイト(SNS)を通じ、「旧統一教会を訪問し、あいさつしたのは事実だが、金品を受け取ったことはない」と明らかにしました。
特検は今日、拘束中のチョン・ソンベ容疑者を召喚しました。
特検はチョン・ソンベ容疑者を対象に、2023年の国民の力党大会の際、権性東議員を党代表に推すために旧統一教会の信者を党に加入させようとしたという疑惑などを調べました。
特検は9月9日の勾留期限前にチョン・ソンベ容疑者を起訴するものとみられます。TV朝鮮、ハン・ジウンがお伝えしました。
(2025年8月31日放送 TV朝鮮『ニュース7』より)