尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者の金建希(キム・ゴンヒ)夫人に関する疑惑を捜査している特別検察官(特検)が、「執事ゲート」に関与したとされるIMSモビリティーのチョ・ヨンタク代表とオアシス・エクイティー・パートナーズのミン・ギョンミン代表について勾留状を請求したが、棄却された。
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ソウル中央地裁の朴廷晧(パク・チョンホ)令状専担部長判事は3日、チョ代表とミン代表、IMSモビリティーのモ・ジェヨン経営支援室理事の令状実質審査を行った後、勾留状を棄却した。
朴判事は「勾留・証拠隠滅の懸念についての疎明が足りない」と事由を明かした。
「執事ゲート」とは、金夫人一家の「執事」といわれるキム・イェソン氏が金夫人との親交を通して、自身の設立したレンタカー会社IMSモビリティーに九つの企業から計184億ウォン(現在のレートで約19億6000万円)の投資を得たという疑惑だ。
特検は、8月29日にチョ代表に対し特定経済犯罪加重処罰法上の背任・横領などの容疑で、同じくミン代表に対し特定経済犯罪加重処罰法上の背任容疑で、モ理事に対しては証拠隠滅の容疑で、それぞれ勾留状を請求していた。
ファン・ジェヨン記者