本人も賛成票…権性東議員の逮捕同意案可決、統一教会から違法政治資金受け取った疑い

 韓国野党・国民の力の権性東(クォン・ソンドン)議員の逮捕同意案が11日の国会本会議で可決した。

【写真】権性東議員が自身の逮捕同意案に賛成票を投じる様子

 権性東議員の逮捕同意案は同日無記名で採決が行われ、投票総数177票のうち賛成173票、反対1票、棄権1票、無効2票で可決した。国民の力は採決が始まると同時に本会議場から退場し採決に参加しなかった。

 金建希(キム・ゴンヒ)特別検察官は統一教会から政治資金を受け取った容疑で権性東議員の拘束令状を請求した。

 権性東議員は採決前の演説で「特別検察官による私に対する主張は全てうそだ。供与者が1億ウォン(約1100万円)を渡したと主張したその日、私は供与者と初めて2人だけで会った」「常識的に考えて誰が初めて2人きりで会う場で違法政治資金をやりとりできるだろうか」と主張した。

 その一方で権性東議員は「国会議員の不逮捕特権を放棄する」との考えも示した。権性東議員は国民の力議員らに対しても賛成票を投じるよう呼び掛けた。今回取材記者のカメラには権性東議員が自らの逮捕同意案に「賛成」と表記した投票用紙を投票箱に入れる様子が撮影された。

キム・サンユン記者

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  • ▲ソウル汝矣島の国会で開催された第429代国会(通常国会)第4回本会議で自らの逮捕同意案提出を受け演説する韓国野党・国民の力の権性東(クォン・ソンドン)議員。11日午後撮影。/ナム・ガンホ記者
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