米保守活動家カーク氏銃撃事件の容疑者(22)、8年前のハロウィーン仮装が話題に

 米国の若手保守活動家で、保守系団体「ターニング・ポイントUSA」代表のチャーリー・カーク氏を銃撃・殺害した容疑者が逮捕された。そうした中、現地のインターネット上では容疑者に関する過去の交流サイト(SNS)投稿が拡散されている。特に、容疑者が14歳だった2017年にドナルド・トランプ大統領の人形で仮装した写真がシェアされ、注目を集めている。

【写真】カーク氏銃撃で逮捕されたタイラー・ロビンソン容疑者。2017年にはトランプ大統領の肩車に乗るような仮装

 米国捜査当局が12日、カーク氏を殺害した容疑者の身元を公表して以降、現地のネット上では容疑者に関する過去のSNS投稿を割り出し、シェアする行為が相次いでいる。逮捕されたのはタイラー・ロビンソン容疑者(22)で、父親の通報により逮捕されたとのことだ。現在は身柄を拘束されている。

 目を引くのは、2017年のハロウィーンの時にロビンソン容疑者の母親のフェイスブックに掲載されたという写真だ。これを見ると、ロビンソン容疑者はトランプ大統領に肩車されているような仮装をしている。下半身をトランプ大統領の人形の中に入れ、まるで肩に乗っているように見えるものだ。

 この他にも、ロビンソン容疑者が家族と一緒にグランドキャニオンを旅行したり、釣りなどのアウトドア活動をしたりしている様子の写真がネット上に拡散されている。米紙USAトゥデイによると、ロビンソン容疑者の母親は2020年にロビンソン容疑者がACTという大学入学試験で36点満点中34点を取ったという写真を掲載しているとのことだ。これは受験者上位1%に当たる点数だという。その後、掲載された動画には、ロビンソン容疑者がユタ州立大学(USU)奨学金合格通知書を朗読する場面もある。ユタ州立大学はロビンソン容疑者逮捕後の公示で、2021年に1学期だけ在学していたと明らかにした。

 一方、捜査当局は12日の記者会見で、ロビンソン容疑者が11日午後10時ごろ逮捕されたと発表した。米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は「事件発生からわずか33時間という途方もないスピードで正義を具現した」と語った。

 ユタ州のスペンサー・コックス知事によると、ロビンソン容疑者がカーク氏殺害時に使用した銃器からは反ファシズムのメッセージが刻印された薬きょうが出てきたという。薬きょうには「このファシストらめ!」「ベラ・チャオ(Bella Ciao・イタリアの抵抗運動の歌)」「これを読めばお前はゲイLMAO(お尻が取れてしまうほど爆笑するという意味)」などの言葉が書かれたことが明らかになった。

 ロビンソン容疑者はグレーのダッジ・チャレンジャーという車を運転し、カーク氏が演説中だったユタ・バレー大学(UVU)に到着、銃撃したことが確認された。逮捕時、ロビンソン容疑者は犯行時と同じような服装だったとのことだ。

パク・ソンミン記者

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