大会中止を発表した9時間後に撤回するという騒動を起こした「2025 KOVO(韓国バレーボール連盟)カップ・プロバレーボール大会」が難航している。連盟の初歩的なミスで男子部唯一の海外招待チームが出場できなくなり、韓国の天安現代キャピタル・スカイウォーカーズ(以下、現代キャピタル)も途中棄権を決めた。
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現代キャピタルは「(現在フィリピンで行われている)バレーボール男子世界選手権の予備リスト入りしている選手が同カップ出場を禁止され、リベロとオポジットのポジションに選手が全くいない。試合に出られる選手は8人に過ぎず、途中棄権の意思を連盟に伝えた」と15日に明らかにした。KOVOの関係者は「現代キャピタルの残りの試合は不戦敗として処理され、残り6チームで大会を進める予定だ」と話している。
韓国Vリーグ(プロ・バレーボール・リーグ)開幕の「前哨戦」という性格の今大会は当初、韓国7チームとタイのナコンラチャシマの8チームで行われる予定だった。ところが、選手出場に関する国際バレーボール連盟(FIVB)の規定を事前に十分把握できておらず、守っていなかったことが明らかになり、紆余(うよ)曲折の末、FIVBから条件付きで承認を得た。このため、出場チーム数が減って大会日程が大幅に変更されるなど、KOVOのずさんな運営に対してバレーボール関係者やその周辺から批判の声が上がっている。
カン・ウソク記者