警察が、「法人カード不正使用」の疑いの持たれている李真淑(イ・ジンスク)放送通信委員長に対する捜査を終え、検察に事件を送致した。
大田・儒城警察署は19日、李委員長を業務上背任の疑いで書類送検したと発表した。
警察は昨年7月、当時の進歩(革新)系野党「共に民主党」に所属する黄靖雅(ファン・ジョンア)議員など科学技術情報通信委員会所属の議員が李委員長を業務上背任などの容疑で告発した事件を受理し、捜査を進めてきた。
李委員長は2015年3月4日から18年1月8日まで大田MBC放送社長を務めていた当時、法人カードを私的に使用して会社に数千万ウォン(1000万ウォン=現在のレートで約106万円)相当の損害を与えた疑いが持たれている。
警察は、李委員長の法人カード使用先に家宅捜索をかけるなど私的な使用があったかどうかを調べる一方、計4回にわたり出頭させて取り調べを行った後、犯罪の疑いがあると判断した。
これに対し李委員長は、自身の人事聴聞会で関連疑惑について「業務上の目的外で使ったことは一度もない」と釈明した。李委員長はまた、警察の取り調べの過程で、この事件に関して「政治的目的がある」とも述べた。
禹正植(ウ・ジョンシク)記者