【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は23日、李在明(イ・ジェミョン)大統領が秋夕(チュソク、旧暦8月15日)に合わせ、各界の主要人物や国のために戦った「護国英雄」、災害被害者の遺族、社会的弱者にギフトを贈る予定だと発表した。
大統領室は「特に今年は労働現場で亡くなられた労災犠牲者の遺族にもギフトを贈る。国民の痛みを分かち合うという政府の意志の表れだ」と説明した。
ギフトは李大統領のサイン入りの卓上時計をはじめ、クルマエビ、ノリ、天日塩、ヒジキ、昆布などの水産物、コメを詰め合わせたもの。大統領室は「北極海航路時代を迎え、『世界に伸び行く真の大韓民国』の貴重な土台である東海、西海(黄海)、南海の主要特産物で構成され、李在明政権の国家未来ビジョンを象徴する」と説明した。
コメは今年3月に大規模な山火事に見舞われた慶尚北道・義城で栽培された。大統領室は「災害に見舞われた方々を国民と共にいたわり、被災地の回復を応援する心が込められている」と強調した。
ギフトには、韓国社会にぬくもりが溢れることを願い、「国民が幸せな国」を目指して全力を尽くすという内容の李大統領のメッセージも添えられる。