写真を見ただけで涙が…中国の若者に広まる「ソウル病」とは

 【NEWSIS】中国の若者の間で、韓国を訪れた後に韓国を懐かしむ現象「ソウル病」が広まっている。

 中国のSNS(交流サイト)には最近、ソウル旅行の感想などを共有し「ソウル病」を訴える投稿や動画が続々とアップされている。中国版TikTok「抖音(ドウイン)」に投稿された「ソウル病がひどくなった」と題する動画には、数十万件の「いいね」が付き、「道に迷ったとき、近くにいた韓国人のおばさまが助けてくれた」「ソウルは人生で一番幸せでキラキラした旅行地だった」「写真を見るだけで涙が出る」などのコメントが書き込まれて共感を集めている。

【写真】中国の若者が韓国旅行の後にソウルを懐かしんでアップしたSNS投稿の数々

 中国版インスタグラム「小紅書(RED)」でも「ソウル病」というハッシュタグのついた投稿が見られ、「ソウルにずっと住みたい」「ソウルの空気は気分がよくなる魔法のよう」「大学街の近くにあったカラオケやポジャンマチャ(飲み屋屋台)が目の前にちらつく」などの書き込みが相次いだ。

 実際に、中国人の観光需要も大きく伸びているようだ。韓国観光公社のデータラボの集計によると、今年上半期(1-6月)に韓国を訪れた中国人観光客は約252万7000人で、前年同期より約14%増えたことが分かった。

 特に、今月29日からは中国人団体観光客に対するビザなし入国が一時的に許可される上、中国最大の連休である国慶節・中秋節(10月1-8日)を迎えることから、「游客(ヨウカー、中国人観光客)」特需が起きるのではないかと期待が高まっている。

イ・ソヨン記者

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