【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は2日、北朝鮮との軍事境界線付近での軍事訓練の中止を巡り、国防部と立場の食い違いがあるとの指摘について、「各官庁の立場により、意見の相違があり得る」と述べた。
そのうえで、「外交安全保障関連の官庁は国益に基づき、国と国民のため最善の努力を尽くしている」と述べた。
鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は9月25日の記者会見で、軍事境界線付近での射撃訓練や機動訓練を中止する必要があるというのが統一部の立場だと表明。これに対し、安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は同月30日の会見で、「私たちが一方的に(訓練を)止めることは困難だ」と否定的な見解を示した。