「毒の作り方を教えて」 ChatGPTに質問して夫の毒殺試みた女(43)逮捕 /米ノースカロライナ州

 米ノースカロライナ州の女が対話型生成人工知能(AI)サービス「ChatGPT(チャットGPT)」に毒物に関する情報を聞き、夫を毒殺しようとした容疑で警察に逮捕された。

【写真】シェリル・ハリス・ゲイツ容疑者(43)

 CBSニュースなどによると、同州シャーロット・メクレンバーグ地域を管轄する警察は、シェリル・ハリス・ゲイツ容疑者(43)を第1級殺人未遂などの容疑で逮捕したとのことだ。

 ゲイツ容疑者は夫のエナジードリンクに、失神や力が入らなくなる症状を引き起こす処方薬を入れた容疑が持たれている。同容疑者は今年7月8日から9月29日まで、ChatGPTを使用して注射・服用可能で、致命的または体をまひさせることができる薬物の組み合わせを調べていたことが分かった。

 警察は「インターネット使用記録により、ゲイツ容疑者がさまざまな薬物を調べた後、これを購入して計画実行を試みた証拠を発見した」と発表した。ゲイツ容疑者の住居からは注射器・カプセル充填(じゅうてん)キット・医療用スポイト・はかり・薬物などが発見された。

 被害者の夫は7月12日と8月18日の2度にわたってまひ症状を起こしていたことが捜査で分かった。夫の飲み物からは規制薬物が入れられた痕跡が見つかっている。

 2人は当時、別居中だったことのことだ。ゲイツ容疑者は殺人未遂容疑で逮捕される前の今月7日、ストーカー行為と器物破損容疑で一度逮捕された。同容疑者はこの時、夫の車に追跡装置を取り付け、夫の住居の窓を割ったことが明らかになっている。

 ゲイツ容疑者は保釈金を支払って釈放されたが、3 日後、殺人未遂容疑で再び逮捕された。 2回目の逮捕の際は保釈が許可されておらず、現在、拘置所に収監されている。同容疑者の次の公判は今月30日に行われる。

 ゲイツ容疑者は学校で小児作業療法士として働いてきたことが分かった。学校側は、ウェブページからゲイツ容疑者の情報を削除したという。CBSニュースは「ゲイツ容疑者がまだ該当の学校に在職しているのか、教育長室に質問したが、回答はなかった」と報じた。

キム・ガヨン記者

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