朴智元議員は鄭成湖(チョン・ソンホ)法務長官に質疑を続けようとしたが、発言時間超過でマイクが切れた。その直後、国民の力側の法制司法委員らが朴智元議員の質疑中に口を挟み、発言を制止した。
朴智元議員は国民の力側の法制司法委員に向かって「静かにしろ」と叫んだ。これに対して申東旭議員は「なぜ、ぞんざいな言葉をしきりにお使いになるんですか?」と言い返した。朴智元議員が「(私に)タメ口で話すならやってみろ」と言うと、申東旭議員は「なぜお一人でずっとタメ口で話していらっしゃるんですか? お年を召しているからと言って、タメ口で話してもいいんですか? 敬語を使ってください」と言った。2人は23歳違いで、朴智元議員の方が年長者だ。
共に民主党所属の秋美愛(チュ・ミエ)法制司法委員長は「委員長が許可します。朴智元議員に(発言時間を)もう1分与えてください」と言った。申東旭議員ら国民の力の法制司法委員たちが朴智元議員の追加発言中も抗議を続けると、朴智元議員は「俺はとうの昔からお前に敬語を使っていない」と言った。だが、秋美愛委員長は申東旭議員に対し、「(朴智元・法制司法)委員の質疑を妨害しないでください」と2度警告し、「警告が累積した場合、退廷させます」と言った。
こうしたやり取りの中で、他の与野党議員たちもこの争いに加わり、会場はしばらく騒ぎが続いた。共に民主党の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員は「礼儀がない、礼儀が…」と言った。一方、国民の力のナ・ギョンウォン議員は「委員長は会議進行をもっと公正・公平にしてください」と述べた。秋美愛委員長は与野党議員の言い争いを数回にわたって制止した。
イ・セヨン記者