偶然の一致? 閔中基・特別検察官も上場廃止企業代表の子も1万株保有【独自】 インサイダー取引疑惑

偶然の一致? 閔中基・特別検察官も上場廃止企業代表の子も1万株保有【独自】 インサイダー取引疑惑

【TV朝鮮】(アンカー)

 閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)のインサイダー取引疑惑に関する独自報道の続報です。閔中基特検は今日、2回目の声明文を出して、株を巡る騒動について謝罪しながらも「違法行為はなかった」と言いました。高校の同期生数人が投資したのは事実ですが、代表が同期生である会社とは関係なく売買したということです。ところが、私たちの取材の結果、閔中基特検が当時売買した株の数が、同期生である会社代表の子2人に支給された株と同じ1万株だと確認されました。当時、投資家の間ではいわゆる「1万株クラブ」疑惑も浮上したそうですが、偶然の一致なのかどうか、チョン・ミンジン記者が独自取材しました。

【写真】投資家の間で話題になった「1万株クラブ」

 (記者リポート)

 2009年10月、太陽光素材メーカー「ネオセミテック」が新興企業向け株式市場「コスダック」に迂回(うかい)上場される直前に公示した株式保有現況です。

 当時10歳と22歳だった同社オ元代表の子どもがそれぞれ1万2036株ずつ保有していると申告しました。

 上場前に1万株ずつ持っていた株が、無償増資を経て増えたものですが、閔中基特検が資産報告をした株式数と同じです。

 同社の上場時、被害を受けた株主の間では非上場株ロビー活動説も浮上したそうです。

 (ネオセミテック被害株主)

 「(上場前後)一種の賄賂のように、地位が高い人たちにあいさつを兼ねて贈った(という疑惑があった)」

 粉飾決算摘発後、他人名義の株をひそかに売却したことなどが認められ、2016年に懲役11年の刑が確定したオ元代表は、該当の他人名義の株について「投資家たちの口座だ」との主張を展開していました。

 閔中基特検は今日、2回目の見解文で、株を巡る騒動について「申し訳ない」と謝罪しながらも「取得と売却の過程に違法行為はなかった」と述べました。

 特検の関係者は「閔中基特検はネオセミテック代表と大田高校の同期生で、親交はあるが、売却関連の助言で会社関係者の関与は全くなかった」と話しました。

 その上で「株を紹介した知人も同社の関係者ではなく、大田高校の同期生の紹介により同期生20-30人が一緒に投資した」とも言いました。

 閔中基特検は1万株を購入した経緯などを問うTV朝鮮への追加質問に答えませんでした。TV朝鮮、チョン・ミンジンがお伝えしました。

(2025年10月20日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 偶然の一致? 閔中基・特別検察官も上場廃止企業代表の子も1万株保有【独自】 インサイダー取引疑惑
  • 偶然の一致? 閔中基・特別検察官も上場廃止企業代表の子も1万株保有【独自】 インサイダー取引疑惑

right

あわせて読みたい