【クアラルンプール聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は26日(現地時間)、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開かれるマレーシアの首都クアラルンプールに到着した。27日まで滞在する。
この日は現地の韓国人と夕食会を兼ねた懇談会を開く。27日午前はカンボジアのフン・マネット首相と首脳会談を行う。カンボジアでは特殊詐欺の犯罪組織により韓国人が拉致・監禁される事件が相次いでおり、対応策などについて話し合う。
同日午後の韓国・ASEAN首脳会議では、韓国とASEANの包括的な戦略的パートナー関係の発展に向けた構想を表明する。ASEANプラス3(韓中日)首脳会議ではASEANと韓中日3カ国の協力強化を訴える見通しだ。
また李大統領は今年のASEAN議長国、マレーシアのアンワル首相と首脳会談を行い、両国の協力強化策について話し合う予定だ。
ASEAN関連首脳会議は28日までだが、李大統領はアンワル氏との会談後、韓国南東部・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の準備のため、帰国の途に就く予定だ。
残りの日程は趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官と産業通商部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長が担うという。