【NEWSIS】米オクラホマ州の高速道路に軍用機が墜落し、走行中の車が間一髪で衝突を免れていたことが分かった。この様子を収めた動画が拡散されて話題になっている。
米紙ニューヨーク・ポストが10月27日(現地時間)、報じた。それによると、事故があったのは10月23日で、オクラホマ州防衛軍所属の軍用機OA-1K(スカイレイダーII)が訓練中にエンジンの故障で緊急着陸を試みた。
【写真】墜落直前の米空軍機が高速道路を走行中の車をかすめて飛んでいく様子
軍用機はオクラホマ州サウスイースト119番街近くの高速道路に向かって急降下し、走行中のテスラ車に激突しかけた。
この様子は、高速道路を走っていたテスラ車のブラックボックスにはっきりと映っていた。
テスラ車を運転していたマシュー・トプチアンさんは「飛行機がものすごく低高度で飛んできて、徐々に近づいてきたので、私の車にぶつかるのではと思った」「反射的に、『よけなければ』と思った」と緊迫の状況を振り返った。
マシューさんは「AIで作った動画じゃないかと誤解する人が多いけど、これは実際の映像だ」として「ブラックボックスの映像じゃなかったら誰も信じないだろう。まるで映画のワンシーンのようだ」と話した。
この軍用機は近くの野原に墜落し、墜落の影響で周囲の電線が切断されて芝生で火災が発生した。
オクラホマ州の消防当局が即座に事故現場に出動し、幸いパイロット2人は軍用機から脱出して命に別状はないという。
米空軍の特殊作戦司令部はパイロットの供述などを基に、正確な事故原因や詳しいいきさつを調べている。
カン・セフン記者