韓国に登山しに来ました…外国人観光客の定番コースになった国立公園

外国人の登山客増加

「K登山」観光客たちの間でブーム

 韓国国内の国立公園が頂上別、名所別、避難所別に登山の難易度を記載し、コースを細分化しているのも長所として挙げられる。韓国訪問が3回目というシンガポール人のチン・チェンさん(50)は「国立公園ごとに登山コースに難易度が表示されており、さまざまなコースを組むことができる」とし「そのほとんどが2、3日程度で頂上まで登っては降りてくることができるので、山を征服する楽しさがある」と満足げに語った。

 ソウルや釜山などの大都市を介さず、地域の国際空港から韓国に入国し、国立公園を訪れるケースも見受けられる。襄陽国際空港には国際線の定期便は就航していないものの、昨年中国やモンゴルなどからチャーター便を利用して訪れた外国人観光客が旌善、春川、江陵など江原道の主要都市や雪岳山などを訪れたという。空港の関係者は「年末までにフィリピンやマニラから襄陽を訪れるチャーター便を計8回運航する予定」という。

 雪岳山探訪支援センターの関係者は「最近20-30人の団体で訪れる外国人観光客が増え、10月に入ってからは全訪問客の半数近くが外国人であるほどだ」とし「特に外国人の国籍が一層多様化しているのを見ると、韓国に対する全世界的な関心が高まっているのを感じる」と話した。

 一部では「外国人訪問客が急増するだけに、生態系保護のための保全基金の名目で、最低限の入場料は受け取るべきではないか」と指摘する声もある。海外の有名な国立公園は、外国人から受け取った入場料を財源に、公園内の毀損(きそん)部分の復元、絶滅危惧種の復元、地域社会への還元などを行っている。

束草=チョン・ヘミン記者、パク・サンヒョン記者

【写真】 雪岳山を訪れた外国人観光客たち

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 韓国に登山しに来ました…外国人観光客の定番コースになった国立公園
  • 韓国に登山しに来ました…外国人観光客の定番コースになった国立公園

right

あわせて読みたい