日本向けに虚偽の情報発信 韓国人ユーチューバーの捜査に着手=韓国警察

【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は6日までに、日本の視聴者に向けて「韓国で損壊された遺体が多数発見された」とする虚偽の情報を発信した韓国人のユーチューバー「デボちゃん」に対する捜査に着手した。

 96万人のチャンネル登録者数を持つこのユーチューバーは、先月22日に投稿した動画で「韓国で下半身のみの遺体が37体発見され、非公開で捜査中の事件は150件に上る」などとし、ビザ(査証)なしで入国した中国人が殺人や臓器売買に関与していると主張した。

 警察は、虚偽の情報を流布する行為は国民の不安感をあおって社会の混乱を招き、韓国のイメージを損ねるだけでなく、外国人の韓国訪問や投資などにも否定的影響を及ぼすと判断。ユーチューバーの国籍と所在地を確認し、電気通信基本法違反の容疑を適用することを検討している。

 警察関係者は「今後も虚偽の情報による社会の混乱を防ぎ、国民の知る権利を守るため迅速かつ断固として対応する」と強調した。

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