韓国 きょうのニュース(11月6日)

◇KTが昨年のハッキング被害を隠蔽 基地局問題の調査で明らかに

 韓国通信大手のKTが昨年、複数のサーバーがステルス性の高いマルウエア(悪意のあるプログラム)「BPFドア」に感染したことを把握しながらも当局に申告せず、隠蔽(いんぺい)していたことが分かった。同社の利用者の携帯電話が違法な小型基地局を用いてハッキングされた事故の官民合同調査団が6日、調査結果の中間報告で明らかにした。科学技術情報通信部は、事故の原因の一つとされる小型基地局の管理の問題点とハッキング隠蔽疑惑に関する調査結果を基に法律を検討し、解約時の違約金免除の対象に当たるかどうかを発表する計画だ。

◇国際結婚家庭の出生数が10%増 全体の5.6%

 国家データ処(旧統計庁)は6日、韓国人と外国人の国際結婚などによる「多文化家庭」に関する統計を発表した。昨年の「多文化婚姻」は2022年から3年連続で増加し、多文化家庭で生まれた子どもは12年ぶりに増加した。昨年、多文化家庭の出生数は1万3416人で前年比10.4%(1266人)増加した。2012年(2万2908人)以来12年ぶりに増加に転じた。増加率は2009年に記録した41.5%以来、増加した人数は2011年(1702人)以来の高水準だった。全出生数に占める多文化家庭の出生数の割合は5.6%で、前年より0.3ポイント増えた。

◇ 「対北インターネット放送」発足へ 北朝鮮住民に情報発信

 韓国と米国の政府が運営していた北朝鮮向け放送が中止された中、韓国の民間団体が運営する「対北インターネット放送(KIS)」の発足式が11日にソウルで開かれる。KISは国内外の政治的な環境変化により北朝鮮に対する情報発信が途絶えているとして、北朝鮮住民の知る権利を保障するために設立されたと説明した。放送は韓国と外国の脱北者関連政策や支援情報、英語や中国語などの外国語で伝える北朝鮮関連情報、南北の文化芸術紹介などで構成される。北朝鮮住民のインターネット利用は限られるため、当分の間は北朝鮮の在外公館職員、海外留学生、海外派遣労働者らが対象になるとみられる。

◇来週初めに再び寒波 7~9日に朝鮮半島南部・中部で雨

 気象庁が発表した予報によると、10日に気温が急低下し、11日朝まで平年より寒くなると予想される。北西風が強く吹き、体感温度はさらに低くなりそうだ。11日昼から気温は平年並みに回復するが、肌寒い天気が続く見通しだ。今週は7日午後遅くから8日午前まで東海岸に5ミリ前後の雨が降る。8日は南の低気圧の影響で午後から済州島と南部地方、忠清道に、夕方から朝鮮半島中部に雨が降る。9日午前は北の低気圧の影響で朝鮮半島中部に激しい雨が降る。雨は同日午前にほぼやむ見通しだ。

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