メキシコ初の女性大統領(63)、白昼路上でセクハラ被害

 メキシコ初の女性大統領となったクラウディア・シェインバウム大統領が路上で市民と交流していたところ、酔った男からセクハラ(性的嫌がらせ)される事件が発生した。AP通信など外信各社が5日に報道した。

 報道によると、事件は4日、シェインバウム大統領が大統領府から教育省庁舎まで徒歩で移動中に発生した。

【写真】クラウディア・シェインバウム大統領(63)が酔っぱらい男性からセクハラされる様子

 公開された動画を見ると、シェインバウム大統領は街を歩きながら市民と交流していたが、酔っぱらいとみられる男が突然接近して身体接触を試みた。男はシェインバウム大統領の肩を手で引き寄せ、首筋に唇を近づけたり、胸を触ろうとしたりする様子も見せた。男はすぐに周囲の人々に制止された。

 シェインバウム大統領は事件があった日の定例記者会見で、「誰かが私に近づいてくるのを感じた。(男は)完全に酔っていた。彼は(私に対して)罪を犯した。皆のために私はこの男に対する告訴状を提出した」と述べた。

 その上で、「メキシコ人女性としてこのような目に遭った。私は大統領当選前、学生だった時にもこのような目に遭った。私が告訴しなければ、メキシコ人女性は全員、どんな目に遭ってしまうことか」と言った。

 シェインバウム大統領は、選挙運動などで支持者たちに直接会って語り合うことで有名だ。 「政治家を対象とするテロが多いメキシコで、シェインバウム大統領のコミュニケーションの取り方は危険だ」という指摘も相次いでいるが、同大統領は「コミュニケーションの取り方を変えるつもりは全くない」と話している。

キム・ミョンイル記者

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