【NEWSIS】駐車場警備員に「うちのペットより人間の方が価値がない」などと高齢男性を侮辱した20代の女に罰金刑が宣告された。
昌原地裁刑事1単独のキム・セウク部長判事は5日、侮辱罪で起訴された20代の女に罰金150万ウォン(約16万円)を宣告した。
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女は昨年7月に慶尚南道金海市内のある地下駐車場で70代の警備員からエンジンを切るよう求められた際、警備員に「ワンちゃんが死んだら補償するのか。うちのワンちゃんはあんたよりも高価だ」などと侮辱したとして起訴された。
当時周囲には別の警備員や駐車場利用者がいた。
警備員は憤慨し女の手を引っ張ったが、女の恋人の男が車を出そうとした。すると警備員は車の前に立ち男の服をつかむなど、もみ合いになった。
その際に男も警備員の手をつかみ上体を押すなど暴行を加えた疑いがある。
判決の理由について裁判長は「被告は警備員をペットと比較し人間の尊厳に値段を付ける形でひどく侮辱した。過ちを心から反省することなく、逆に相手を非難する態度を示したため、その反省も疑わしい」と説明した。
裁判長は警備員に対しても最初に物理的な力を行使したとして罰金150万ウォン、恋人の男には警備員が車の前に立った状況などを考慮し罰金70万ウォン(約7万4000円)を宣告した。
キム・キジン記者